2020年10月23日
iPhoneにもついに5G端末が発売されました。
キャリア(携帯電話会社)はこぞって新しくAppleから発売された5G端末【iPhone12シリーズ】をPR。
多くの売り上げと共に5G端末の利用者が広まりました♪
※iPhone贔屓なので穿った言い方ですがAndroid端末も5G端末はかなり売れています
そして多くの方からよく寄せられる疑問
『5Gってそもそも何なの?』
『今までと変化を感じないけど?』
この疑問にお答えして行きます♪
そもそも『G』って何?
スマホ業界には多くの『G』が存在します。
各種の『G』とは一体何なのでしょうか?
この『G』を理解していないと他の『G』と混合して考えてしまって勘違いが生じてしまっている人が多々見られ、更には使わなくていいお金を使ってしまっている方すら見受けられます。
まずは『G』のお勉強から
今回の記事でご紹介する『G』は3種類
通信料の『G』※ギガ
データ保存量の『G』※こちらもギガ
5Gの『G』※GENERATIONSの頭文字
通信料の『G』とデータ保存量の『G』
両方【ギガ】という意味なのでまずはこの【ギガ】から解説していきたいと思います。
【ギガ】とは単位のひとつ
2000年代辺りからパソコンが普及し始めて、徐々によく聞くようになってきた【ギガ】
ギガって一体何なんだろうか?
今更改まって聞くことが出来ず、何となく使っている方も少なくはないと思います。
率直に答えから
このギガ『G』、数の単位の事なんです。
ギガ(giga, 記号:G)は国際単位系(SI) における接頭辞の1つで、基礎となる単位の109(=十億)倍の量であることを示す。
引用:Wikipedia

よくわからないよね
簡単に説明します。
小学生の頃に算数で『K』(キロ)と習ったのを覚えていますでしょうか?
実際に日常生活でもこの【キロ】は数多く出てきます。
【キロ】を使う一例
体重が2キロ増える
1キロの水を買う
5キロ先の店に行く
時速40キロで走行する
日常的に【キロ】はよく使います。
キロとはすなわち、『1000』を表します。
そしてキロの1000倍の『M』と表記の【メガ】
さらにその1000倍の『G』と表記で【ギガ】
ギガをさらに1000倍にすると『T』と表記の【テラ】
数を表す単位は1000倍刻みで続いています。
まとめ
キロ=『K』=千
メガ=『M』=百万
ギガ=『G』=十億
テラ=『T』=一丁
さらにはペタ『P』など、単位は続きます。
バイト『B』の単位は正確には少し違う
コンピューターなどで情報量を表す単位をバイト『B』と言います。
1バイトとは、0か1かを表すビットという単位が8個並んで構成。

1バイトで表せる組み合わせの総数は2の8乗で256通り
単位で表記されるので通信料やデータ量などに関しての表記で【ギガ】を使われるようになったのです。
ですが、このバイト『B』の場合、正確には
キロバイト=2の10乗=1024バイト
メガバイト=2の30乗=1048576バイト
ギガバイト=2の30乗=1073741824バイト
1024倍ずつ増えていくのです。
これはあくまでも雑学なので気にしなくても大丈夫。
わかりやすいように概算計算で1000倍ずつとされ、一般的には
1000B=1KB
1000KB=1MB
1000MB=1GB
1000GB=1TB
とおおよそで表されます。
そしてこの『バイト』こそが、情報量を表す単位なのでスマホのデータ保存量や通信量を表す単位となります。
料金プランでよく言われる通信量の『ギガ』
約70億バイトの情報量をインターネット回線を使って利用できる料金プランの事です。
通信を行いバイトを消費します。
(例)月/7GB使えるプラン
約70億バイトの情報量をインターネット回線を使って利用できる料金プラン。
通信を行いバイトを消費します。
よくギガが足りなくて速度制限がかかると聞きます。
これはキャリアから通信量があらかじめ決められていて、その料金プランで使えるデータ量を超過するとインターネット通信速度が極端に落とされ制限される事を表します。
一昔前のiモード初期の頃はこの制限がなく、つい使いすぎて携帯料金が数十万円なんて事になる人もいました。
使いすぎないように制限がかかるので安心です。
はんちゃんもホームページを作っていたのでいつも使いすぎていて莫大なパケット通信料の請求が毎月来ていました…
料金プランやキャリアによって使える通信量は異なりますので、ご自身に合ったキャリア選びとプラン選択をする事を強くお勧め致します。
某CMでお馴染みの
日本のスマホ代は高すぎる‼️
確かに他国に比べると高すぎる設定ではありますが、キャリアやプランをうまく選べばそれなりに節約にはなります。
スマホの使い方に合わせて1番安く抑えられる最適なプランやキャリアを選びましょう。
はんちゃんが利用の料金プラン
2021年6月現在
auピタッとプラン(乗り換え検討中)
楽天 UN-LIMIT V
iPhone 11 Pro Max利用
デュアルSIMにて楽天をeSIMにして2回線を1台で利用
auのピタッとプランでは主に通話(着信)のみの使用で通信を一切せず、1GB以下で抑えています。
楽天 UN-LIMIT Vがデータ通信量使い放題なのでデータ通信は楽天回線を使用しています。
楽天. UN-LIMIT Vが1年間基本料金無料なので現在はauの料金のみが請求金額となりかなり安く抑えられています。
auが無駄に感じるのだけど、キャリア決済と電話番号をビジネスで使っているので解約できない状況なので仕方なく使っているが、キャリア決済が今後格安SIMで対応したら乗り換えを検討です。
楽天 UN-LIMIT V申し込みページはコチラ

紹介コードに【2vvamsHBc8jD】と入力して登録頂ければさらに1000ポイント進呈されます。
※はんちゃんにも紹介ポイントが入るので是非♪
1年間無料で使えて解約に違約金もなく、さらに6000ポイントがもらえるとまさに至れり尽せりなプランです。
使わなくても登録する価値がありますねっ♪
デュアルSIMの設定方法も至って簡単。
既存のiPhoneにデュアルSIMで利用の場合、対応のiPhoneを持っているかどうかの確認を必ずお願いいたします。
対応のiPhoneやその使い方
データ保存量の『ギガ』
続いてはデータ保存量に関するギガ
長くなってきてるのでコチラは簡潔に。
上記データ通信量に関する『ギガ』と概要は同じです。
コチラも同じく【バイト】を表していて、単位が十億である『G』で表記されることが多いのです。
iCloudのストレージ容量が5GB(ギガバイト)
iPhoneストレージ容量が256GBなどです。
保存できる情報量の事で、通信で使われる数値と同じ意味合いなのですが、データの通信量と、データの保存量の違いで別物なので注意が必要。
『iCloudの空き容量が低下しています』
などの警告文が出ても、通信量の事ではないので勘違いし内容にご注意いただきたく思います。
キャリアの通信量超過のメールが届いたのに勘違いしてiCloudの容量をアップグレードしてしまったなんて話も聞いたことがあります。
通信量は通信量、保存量は保存量なのでお間違えなく。
いよいよ5Gのお話
日本のスマホ代は高すぎる
はんちゃんの前置きは長すぎる‼️
さてようやく本題の5Gのお話に入ります。
この5Gというのは一体何者なのでしょうか?
では上記内容ですこーしだけ触れたGENERATIONの『G』についてまずは解説していきましょう。
GENERATIONとの表記で感のいい方はもうお気付きだと思いますが、世代という意味が含められています。
この5Gとはつまり、【第5世代移動通信システム】を意味していて、各世代ごとに特徴があります。
世代 | 時期 | 特徴 |
---|---|---|
1G | 1980年代 | 音声通話のみのアナログ携帯電話 メールやインターネットは使用不可 |
2G | 1990年代 | 通信がデジタル化 インターネットの接続が可能となった |
3G | 2000年代 | 通信の高速化が可能となった。 モバイル端末でのインターネットが一般化 |
4G | 2010年代 | LTEという通信の高速化技術の適応 スマートフォンの登場で生活やビジネスの変化 |
5G | 2020年代 | 超高速で大容量の通信が可能 多数の機器に同時接続が可能 |
通信技術の進歩により次々と便利になっていきますね♪
スマートフォンのような限定的な機器だけではなく、様々な機器やアプリなどが連携していくことがこの5Gの特徴でより便利で豊かな生活が送れるようになると期待されています。
『IoT』と呼ばれる技術、聞いた事ありませんか?
家のエアコンに通信の機能が備われば、自宅に帰る30分前にスマートフォンを操作して部屋を暖めておく。
このように様々な機器にアクセスする事が可能となっていくと期待されています。
家庭だけではなく、工場の機器とのアクセスに成功すれば生産性が大きく上がる。
生活にもビジネスにも活用される、そんな未来も予想されています。
4Gと5Gの比較
4Gもかなりの高速化に成功した世代の通信技術です。
5Gとの違いはどのくらいなのか?
まずは最大通信速度
4Gの回線は最大1Gbpsと言われています。
これはGiga bits per secondの頭文字
1秒間に1Gビットのデータ量が送れるという事。
※1Gバイトではないので注意
これに対し、 5G回線では最大10Gbps
将来的には20Gbpsまで向上すると言われています。
光回線の通信速度が一般的には下り1Gbps
光回線が不要になる時代が来るのか?とも言われていますが今後どうなるのでしょうか?
さらに同時接続機器数がおよそ10倍に増えるとの事で工場などで大量の機器との接続を大容量高速通信により、接続速度が10〜20(将来)倍、遅延は10分の1になり生産性が大きく向上すると見られています。
人が働かなくていい時代が到来する?
そういった声も上がっていますね。
少し専門的なお話になってきましたが4Gと5Gの違いや恩恵については数字で見てもハッキリと感じることが出来るほどの大きな差がありました。
5G回線で使う新たな周波数
かなり専門的な分野となってきましたので参考程度に。
今までの4G回線で使用していた周波数は3.6GHz以下の周波数を利用していました。
5G回線は3.6GHz〜5GHzのsub6帯と呼ばれる周波数と
30〜300GHzのミリ波帯と呼ばれる周波数を使用します。
周波数 | 伝わり方 | 伝達できる情報量 |
---|---|---|
低い周波数 | 回り込む | 小さい |
高い周波数 | 直進 | 大きい |
つまり4G回線で使用していた周波数は 5G回線に比べると低い周波数で通信をしていたので、より伝わり方は回り込む伝わり方となり障害物には強い電波だったのです。
ご自宅のWi-Fiなどでも2.4GHzと5GHzで障害物の影響や通信速度の違いが出ると思います。
ややこしくなってきた方へ向けて簡単な解説
大きな周波数帯になればなるほど、通信の道幅が広くスムーズにたくさんのデータが行き来できるという事です。

そしてこの5G回線、ミリ波とsub6には大きな違いがあります。
ミリ波の特徴
メリット
超光速通信
超低遅延接続
同時多数接続
デメリット
電波が届きにくい
障害物の影響を受けやすい
通信環境が整っていない
sub6の特徴
メリット
4G技術の転用ができるので早期に環境が整う
電波が広域に届く
障害物の影響を受けにくい
デメリット
速度や同時接続などにおいてミリ波に大きく劣る
種類が全然違うので両方で補い合うようになっています。
sub6は4G技術の転用ができるため、比較的早くに全国普及が出来ると考えられていますが、それでも全国的なものになるのは2023年〜2025年頃と言われています。
ミリ波に関してはそのもっと先になる見通し。
いつ普及されるかわからない『ミリ波』に対応せず、『sub6』のみ対応にして安価に提供している5Gスマホもあるので、購入の際は対応周波数の確認も必要ですね。
4Gと5Gは契約そのものが違う
4Gの契約は3G回線と4G回線が使用可能です。
ですが5G契約の使用可能回線は4G回線と5G回線です。
つまり、現状そこまで普及されていない 5G回線が使えない状態で、かつ4G回線の通信環境が整っていないエリアでは 5G契約だと圏外になってしまいます。
4G契約だと3Gに切り替わって使用可能なんですけどね。
お使いの環境で3Gになってしまったりする場合、5G契約に変えてしまうとその先もう3G回線が使えなくなってしまうので注意が必要です。
旅行などで出かける際にも、4G回線の通信環境が整っていない場所は多数存在します。
5G契約になってしまうと、SIMを4G端末に入れても動作しないor故障の原因となるのでsub6帯の普及が進むまで我慢するしか無くなってしまう可能性もあるのです…
高い周波数の普及にはまだまだ技術的に無理が生じてるみたいなので課題は多い通信業界ですが、今後の発展に期待していきましょう♪
最後に
大きく広まっていく5Gの通信端末。
確かに便利で豊かな生活を手に入れるための次世代ツールなのかも知れませんが、内容を精査するとまだ少し早いのではないかと感じます。
都内や大阪市内のごく一部の方には恩恵が大きく変える価値はあると感じますが、3G回線に頼る必要がある地域の方もまだ多くいますので考えものです…
また、ミリ波を受信する為の基盤が高価で、まだまだ普及されていないミリ波を受信する為に端末料金が跳ね上がるのも考えものです…
はんちゃんはsub6が安定供給される予定の2023年頃に5Gに乗り換えようと考えています。
新幹線や高速移動などで3G回線に依存してるのでしばらくはんちゃんはおあずけです。
ですが将来的にも魅力的な5G
通信業界の未来が楽しみです♪